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代表挨拶
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私は最初から銀筆で絵を描いていたわけではない…。大学の建築科に在籍しながら製図に打ち込む日々だったが、なんとなく満たされない気持ちから油絵を描き始めた。赤を基調にした抽象画を描いていた。ところがふとしたきっかけから決定的な出会いがあった。それは…だった。この作品はそのあと後に銀筆で描かれたものだ。画面の構成はご覧の通り花と鳥の組み合わせだが…、永遠の命を約束する生命の樹と美しいけれど明日をも知れぬ自由の翼を持つ鳥を対比的に描いた。うまく出来ているかどうかは別にしてこの世のある寓意として…、私にとってこの作品は、永遠の生命に触れることが出来た1枚となった。